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インサイド・トイガン紀行では、弊社の新製品や魅力をご紹介すると共に、これまで語られることの少なかったトイガン製造の現場にご案内する事で、よりこの趣味を理解し楽しめるよう企画いたしました。多種多様な情報が飛び交い、時として上質な情報が埋もれてしまうネット社会において、少しでも一般ユーザーの方々が安心して情報を入手出来る場としてご活用いただければ幸いです。

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米国COLT社 世紀指定模型

発射機能を排除されたトイガンに関して、米国COLT社の商標権を日本国内ではRampant Classicが独占的に保有しています。ロゴは米国COLT社の所有であり、Rampant Classicはライセンスに基づきこの商標を使用しています。

MADA IN JAPAN = 純国内生産

ランパントクラシックでは、製品本体や各パーツに使用される原材料はもとより、鋳造工程や加工及び組立の全生産過程を日本国内にて行っております。パッケージ、同封されるデータブック、説明書に至るまで全てMADE IN JAPANにこだわり製作されます。日本製品が有する安心と高品質をお届けすることをお約束いたします。

2015/04/03

DNAに刻まれしもの Part4

桜が咲く季節となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

春は出会いと別れの季節ですね。
新生活を始められる方や、新しいステージに向かって踏み出すという方もいらっしゃると思います。

我々ランパントクラシックのもとで生まれた作品たちもまた、お客様の元へと旅立ってゆきます。
新年度を迎えられる皆様と同じように、彼らにもまた幸多からんことを願わずにはいられません。

さて、先日我々のもとにメッキの完了したエングレーヴモデルが2丁届きました。
1つは、マスターレベル、カヴァレッジCタイプ。惜しまれつつも退任されたGeorge Spring氏と並ぶ米国COLT社のマスターエングレーバー、Steve Kamyk氏の手掛けられた作品です。
もう1つは同じくCOLT社のエングレーバーが手掛けたスタンダードレベル、カヴァレッジBタイプです。
本日はこの2丁をご披露したいと思います。

マスターレベル カヴァレッジCタイプ

いかがでしょう。
生命力あふれる曲線と武器の冷徹さが融合し、妖艶な魅力を纏っています。
美しさはもちろんですが、金属の重厚さと生命の繊細さを併せもったこのエングレーヴは、人間の中にある根源的な何かに訴えかけてくるように感じます。
以前本BLOGの中でもお話ししましたが、やはりDNAに刻まれし何かがそう思わせるのでしょうか。

リコイルシールドの曲面に刻まれた放射状のエングレーヴは、光輝く太陽や降り注ぐ星々のよう。
ハンマーにかけての波のような表現は、水や生命の躍動を感じさせます。
シリンダーや、全体にかけて覆うような唐草模様にも似た有機的な曲線は、植物の芽ぶきや成長、生命の躍動を表しているかのようです。


平面やバレルに施されている魚子(ななこ)をご覧ください。
繊細でかつ大胆な表現です。この点の一つ一つにエングレーバーの想いの籠った一振りが入っていると考えると、身の打ち震える思いがします。
マスターレベルのエングレーヴには、技術的なレベルの高さはもちろんですが、瞬間的に見る者全てを引き込んでしまうような、人間の核の部分に訴えかけてくる力があるように思います。


 
 
続いて、スタンダードレベル カヴァレッジBタイプ

カヴァレッジBタイプはエングレーヴのカバーする部分が少ない分、エングレーヴ部分とそうでない部分の対比が魅力的です。
このモデルのデザインはアメリカで人気のアメリカンスタイル。ローディングゲートの反対側のリコイルシールドにCOLT社のマークにもあるランパント(馬)が彫ってあります。

曲面のキャンバスに表現されたランパントからは大西部の息吹を感じると共に、開拓者時代の力強さを感じ取ることができると思います。
繊細で深遠なイメージのマスターレベルのエングレーヴに対し、スタンダードレベルのエングレーヴには力強さと躍動感を感じます。
かつてこの銃が生まれた時代、この銃と共に生きたフロンティアスピリットを心に秘めた人々の幾千幾万もの物語が浮かびあがってくるように思います。


 
グリップから発したエングレーヴがフレーム上部で一度終息し、マズルの直前で息を吹き返します。カヴァレッジBゆえの対比を使った表現ではないでしょうか。エングレーヴが途切れた部分すら、エングレーヴの表現の一部にしてしまう。COLT社のエングレーバーのセンスの高さが垣間見えます。

直線的なマズルに施された有機的な曲線。
さきほどのマスターレベル カヴァレッジCでは生命の躍動に思えたこの表現は、この1丁においては人の生きる意志や交錯する想いを表現しているように見えてきます。


 
いかがでしたでしょうか。
マスターレベルの神がかった繊細な仕事と、スタンダードレベルの若さあふれる力強い仕事。
どちらもそれぞれ違った魅力を放っています。
この2丁がお客様のもとへ無事届き、そしてそれぞれがお客様と共に想いを巡らせる、そんな至福の時間をご提供できたのなら、これ以上の喜びはありません。

新年度の皆様のご活躍をお祈りしつつ、今回はここまで。
またお会いできる日を楽しみにしております。


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